SEOの進化は止まるところを知らず、日々動きを見せています。私もグーグルのリエゾンの発言には気を付けており、2019年に発表された「3200件を超えるアップデート」には驚かされました。SEOの専門家として企業のマーケティング部門と話をすると、決まってSEOの抽象化が話題になります。SEOの意味が急速に変わっていることは確かで、もはや順位の意味が消失していると言っても過言ではありません。それは強調スニペットの増加やリッチリザルトの重視にも見られるので、気が付いている人は賛同してくれるでしょう。クリック数は一つの指標に過ぎないのです。もちろんこうした動きをSEOの技術者も把握しています。ここでは2019年の注目すべき変化を見ていくことにします。まず誰の目にも明らかだったのは、検索結果画面が変わったことでした。前述したように強調スニペットは増えましたし、リッチリザルトも多様化しました。いわゆる仕事検索ではデザインが変わりました。またディスカバーやアシスタントといった機能が検索エンジンとは関係ない分野で活躍し始めました。これはグーグルが単なる順位付け屋ではなくなり、複雑なマーケティングの中に投げ込まれたことを意味しています。筆者にとって興味深いのは、リッチリザルトのリニューアルによって、我々の対応はどう変わるのかという問題です。とりあえず今のリッチリザルトを見てみると、30種類くらいが存在しています。内訳は、FAQ、求人情報、商品、レシピ、イベント等です。中でもFAQは我々の頭を悩ませました。確かにユーザーのために導入すべきだとは思うのですが、サイトのトラフィックにつながらないという問題で躓いたのです。問題はそればかりではありません。ユーザーの好みを検索行動から読み取り、検索結果以上の答えを用意するグーグルディスカバーについても、どう対処すればよいのか分かりませんでした。例えば急にサイトのPVが増えたのですが、ディスカバーが関係していました。グーグルの幅はどんどん広がっており、それは画像検索にも見られます。画像検索は純粋な検索機能だけでなく、グーグルフォトやグーグルレンズアプリの影響を受けた自然検索を有するようになったのです。どういうことかというと、グーグルレンズは被写体を判断するAIなのですが、写真に含まれるあらゆるアイテムを識別し、それらを特定してしまうのです。これはよく似た商品をリスティングすることになるのですが、その影響を測りかねているのです。
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